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CXOレター事例|上場企業IR部門への手紙営業で反響獲得
初めまして。株式会社Todokeruの向嶋です。
新規事業の立ち上げ直後は、商材の魅力があっても、最初の接点づくりに苦戦しやすいものです。特に、相手が上場企業の役員やIR責任者、経営企画責任者などの限られた意思決定層である場合、一般的な営業アプローチだけでは十分に届かないことがあります。
今回は、そうしたエンタープライズ領域に対し、初回のCXOレター施策から反響獲得につながった事例をご紹介します。なお、本記事では守秘性に配慮し、企業名や一部の実施詳細は抽象化してお届けします。
結論からお伝えすると、成果を分けたのは「手紙を送ったこと」自体ではなく、誰に・何を・どう読んでもらうかという設計でした。この記事では、その設計の中身を具体的にご紹介します。

この記事でわかること
- 成果要因は「手紙を送ったこと」ではなく、誰に・何を・どう読んでもらうかの設計にあったこと
- 初回のCXOレター施策で反応率の手応えを確認できたこと
- 追加施策ではコスト効率の改善によりCPAが良化したこと
- CXOレターは返信率だけでなく、商談化と費用対効果まで含めて評価する必要があること
- 他社が同じ型を参考にする際に押さえるべきポイント
事例企業の概要
今回ご紹介するのは、東証プライム上場企業による新規事業立ち上げフェーズの取り組みです。従業員規模は約250名。商材は、上場企業のIR・開示実務を支援するサブスクリプション型のBtoBサービスで、主なターゲットは取締役、執行役員、IR担当者、経営企画部門の責任者といった、実務と意思決定の両面に関わる層でした。
接点の起点はホームページ問い合わせです。ただし、対象が大手企業である以上、待ちの施策だけでは商談化のスピードに限界があります。そこで、丁寧かつ信頼感を持って最初の接点をつくれるCXOレター施策が検討されました。
どんな商材だったのか
この商材の特徴は、幅広い経営課題を曖昧に解決するものではなく、特定業務に深く刺さる業務特化型のサービスであったことです。
読み手にとって重要なのは、「すごそうなサービス」であることよりも、「自分の業務の何が、どれだけ楽になるのか」が瞬時にわかることです。今回の商材は、その点で非常に手紙施策と相性が良かったと考えられます。
日常的に発生する煩雑な業務、ミスが許されにくい作業、属人化しやすい実務に対して、課題と解決策を明快に提示できる商材だったからです。
導入前の課題
背景にあったのは、新規事業の立ち上げに伴い、顧客開拓を早期に進める必要があったことです。しかし、ターゲットはエンタープライズ企業。メールは埋もれやすく、いきなりの電話では前提理解のない状態から始まるため、会話が噛み合いにくいという難しさがありました。
その中でCXOレターが有効だったのは、いきなり商談を迫るのではなく、「まず認識してもらう」「一度読んでもらう」「そのうえでフォローできる状態をつくる」という順序を設計できたからです。
実際のCXOレター施策とは

送付対象
「取締役、執行役員、IR担当者、経営企画部長」など、実務と決裁の両方に関与しうる層に絞って送付しました。
送付形式
初回は数百通規模で実施し、その後、反応と費用対効果を見ながら千通超へ拡大。便箋は、完全オーダーメイドではなく、印字テンプレートを活用したライト運用へ移行しました。
本文構成
本文は、読み手の理解が自然に進むよう、以下の流れで設計されました。
- 挨拶とサービス概要
- サービス立ち上げの背景と課題
- 複数の業務課題に対する解決策の提示
- 特に負荷の高い業務の具体化
- なぜそのサービスが有効なのかの根拠提示
- 面談や接触につなげる導線設計
同封物・フォロー
同封物には、サービス理解を助ける図解資料、デモへの導線、日程調整への導線を設置。さらに、手紙送付後にはテレアポによる後続フォローも実施し、単発の送付で終わらない接点設計を行いました。
数字で見る成果
| 施策 | 概要 | 示唆 |
|---|---|---|
| 初回施策 | 数百通規模の送付で、自然流入だけでも1%前後の反応を確認 | 初回接点として十分な手応えがあった |
| 追加施策 | 送付数拡大により反応率はやや低下したが、1通あたりコストは大幅改善 | CPAは改善し、事業的な効率は良化 |
ポイント:CXOレターを評価するときは、返信率だけでなく、商談化率・CPA・次回以降の改善余地まで含めて判断することが重要です。
反響につながったのは、手紙ではなく読みたくなる理由づくり
今回反響につながったのは、「紙だったから」ではなく、相手にとって読む理由があったからだと考えています。
役員やIR責任者は、日々さまざまな提案を受けています。その中で目を止めてもらうには、珍しさだけでは足りません。自分の業務に関係があること、課題が具体的であること、送り手が信頼できること。この3つが揃って初めて、「少し見てみよう」という判断につながります。
今回の施策は、封筒、差出人、本文、同封物、フォローまで含めて、その条件を崩さずに設計されていました。だからこそ、単発のレターではなく、商談につながる入口として機能したのだと思います。
施策成功の3つの要因

1. 業務特化型の商材だったこと
幅広い課題解決を訴える商材よりも、「この業務の、この手間を減らせる」と言い切れる商材のほうが、読み手は自分ごと化しやすくなります。特にIRや開示業務のような専門性の高い領域では、課題の解像度が高い提案ほど価値が伝わりやすくなります。
2. 比較されにくい市場だったこと
市場にプレイヤーが多すぎる領域では、価格や機能比較に流れやすく、最初の接点で優位性をつくるのが難しくなります。一方で、比較表に載りにくい新しいカテゴリーや業務特化型の商材は、「まず一度話を聞いてみる」という判断が生まれやすい傾向があります。
3. 送り手の信頼性が高かったこと
今回は、封筒や便箋に強いキャッチコピーを並べるのではなく、「誰から届いたか」「どんな会社から届いたか」で開封と記憶を促す設計でした。送り手のブランドや差出人の役職が信頼につながる商材では、この設計が特に有効です。
再現性について
この事例を、そのまま通数や文面だけ真似しても、同じ成果にはなりません。再現性があるのは、表面的な演出ではなく、設計思想のほうです。
つまり、誰のどんな業務課題に刺すのか。なぜ今読む意味があるのか。読み終えたあとに何をしてほしいのか。その3点を、手紙1通と同封物だけで完結できるように整理することです。
逆に言えば、商材の解像度が低いまま送る手紙、送り手都合の限定感だけを押し出す手紙、行動導線が弱い手紙は、見た目が丁寧でも成果につながりにくくなります。
同業の方が参考にすべき成功の型

- 特定部門の業務に深く入り込む業務特化型SaaS
- 競合が多すぎず、新カテゴリーとして話を聞く価値が生まれやすいサービス
- 送り手の権威性やブランド信頼が、開封率や初期信頼に寄与しやすい商材
- 封筒・本文・導線の訴求一貫性まで設計できる営業体制
Todokeruが大切にしている、相手に届くコミュニケーション設計
私たちTodokeruは、単に文章を代筆する会社ではありません。貴社の営業活動の中で、誰に・何を・どういう順番で届ければ反応につながるのか。そこまで含めて、一緒に設計するレターマーケティング会社です。
今回ご紹介した事例のように、商材特性やターゲットの意思決定構造を踏まえた設計まで伴走することが、私たちの強みです。「弊社なら、どんな切り口が合うだろう」というご相談段階からでも大歓迎です。
まとめ:CXOレターは「送ること」より「設計」が成果を左右する
上場企業の役員・IR責任者向けのCXOレター施策では、丁寧さだけでは成果は出ません。重要なのは、相手にとって読む理由があり、理解しやすく、次の行動まで迷わない状態をつくることです。
今回の事例では、商材の特性、ターゲット選定、差出人の信頼性、同封物の構成、後続フォローまでがつながっていたからこそ、初回送付から反響獲得につながりました。
もし、エンタープライズ向けの新規事業で「メールや電話だけでは最初の接点が弱い」と感じているなら、CXOレターは有効な選択肢になり得ます。ただし、成功の鍵は、紙を送ることそのものではなく、戦略としてどう設計するかにあります。
次のような課題をお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。
- 既存施策とは違う層にアプローチしたい
- メールやテレアポだけでは反応が鈍い
- 自社サービスの価値はあるのに、初回接点で伝わりきらない
- 手紙を試したことはあるが、成果につながらなかった
見直すべきは「手紙を送るかどうか」ではなく、どういう設計で届けるかかもしれません。何か一歩を踏み出すきっかけになれば嬉しいです。
よくある質問
CXOレターとは何ですか?今回の事例のような上場企業にも活用できますか?
CXOレターとは、経営層や役員クラスの決裁者に向けて送る営業手紙のことです。今回の事例のように、上場企業の取締役やIR責任者といった、電話やメールでは接点を持ちにくい層に対しても、送付対象や本文構成を適切に設計すれば有効なアプローチとして機能します。
CXOレターの効果は、どのように評価すればよいですか?
返信率だけで判断すると、実際の事業インパクトを見誤ることがあります。今回の事例でもお伝えした通り、商談化率や1通あたりのコスト(CPA)、次回以降の改善余地まで含めて総合的に評価することをおすすめします。
CXOレターを自社で設計するのが難しい場合、代行を依頼できますか?
はい、可能です。Todokeru Letterでは、ターゲット選定から本文構成、封筒・便箋の作成、送付後のフォローまでを一括で支援しています。今回の事例のように、誰に・何を・どう届けるかという設計段階から伴走いたします。
自社の想いや価値を、もっと相手に伝わる形で届けたい方へ
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