営業マンが手紙を出すべき理由とは?

営業マンは訪問営業や電話営業など、様々なアプローチ方法で見込み顧客とつながりを持ち、親密な関係を作り上げることによって、最終的には商品サービスを買ってもらうことが仕事になります。その商材を買ってもらった後も、継続的なお付き合いを続けていき、少しずつ信頼関係を構築していきます。

お客様に気に入ってもらう為には、他社の営業マンと一味違った印象に残る営業方法が必要になります。

 

その方法が「手紙」です。

 

手紙は読み手の印象に大変残るツールではありますが、

一体どのような内容、また方法でセールスレターを書いているのでしょうか?

 

トドケルへご依頼されるお客様の多くが新規開拓営業に活用されます。

見込み顧客との商談を目的にして、手書きのダイレクトメール(DM)を送るのです。突然セールスレターが届くので、相手は驚くだけでなく、内容次第では興味を持ってレスポンスしてくれることもあるでしょう。

 

このやり方は”営業の差別化”という観点からも重要で、ただ一斉送信するDMやプリントした手紙ではなく、狙った相手に向けた手書きの内容であれば目にも止まりやすいはずです。自分のためにわざわざ連絡をくれたのであれば、誰も悪い気はしません。見込客に対して差別化する目的で手紙を使うことはできますが、他にも様々な場面で手紙営業を活用することができます。

 

例えば、飛び込み営業をしているとき、アポ無しであるにもかかわらず、気前よく商談してくれる人がいます。

そのような丁寧な対応をしてくれた人には、なんとかして”感謝の気持ち”を伝えたいと思いますよね。

そんな時には、ぜひ筆(ペン)を手に取ってください。

一通の手紙をしたためるだけでも、感謝の気持ちは十分伝わります。

また、面談後の印象を強くする目的で手紙を送ることも有効的だと思います。

対応してくれたお礼とセールストークを織り交ぜた手紙を送ることで、相手に存在感をアピールすることができるのです。

 

ただ、この時にチョイスするのは、できる限り高級なレターセットにしてください。

一目見て「他と違う封筒だな…」と思われないと、手に取ってもらうことができません。

 

営業マンはお礼の手紙を出すべき

営業活動した相手に敬意を表し、感謝の気持ちを伝えることは、良好な関係性を築き上げる為に欠かすことができません。

もしあなたがトップセールスとして成功したいなら、少なくとも”お礼の手紙”を出す習慣くらいは身に付けましょう。

 

忙しい合間でも営業マンに対応して、商材の提案を受けて、商談して頂いた”感謝の気持ち”を手紙に書き記します。

このような手紙を出しておかなければ、次回以降は提案を受け付けてくれないかも知れません。

 

何事もお客様の気持ちになって考えなければいけません。

他の業務に使えるはずの時間を費やしてくれたことに対して、必ずお礼をしておくべきです。

お礼の仕方は、

  • 電話
  • メール
  • LINE

でもできます。

 

現代のような便利な時代では、SNSを使うケースが多いですよね。

そのような時代に、あえて不便な手紙を活用するのです。

手書きの文章は温かみがあって良いですよね。

 

ただ、毎回全ての見込顧客にセールスレターを書くのは大変かもしれません。

例えば普段は口頭のお礼だけにして、商談が成立したときには手紙を出すというやり方でも十分だと思います。

そのようなやり方含めて、あなた独自の営業スタイルを確立してください。

 

手紙は”手書き”が鉄則

ビジネスシーンで手紙を書いたことがないという人は、どうやって書いたら良いか悩んでしまうかもしれません。

  • 感謝の気持ちを伝える目的
  • 差別化するのが目的

このように様々な目的があると思いますが、何よりも「心を込めた手紙」だと認識してもらうことが大切です。

先程からお伝えしている通り、原則として覚えておきたいのは「文章は全て手書きする」ということです。

「字が下手だからタイピングしたい!」という人もいると思いますが、それではメールを送るの同じなので、ほとんど意味がありません。

もし字が下手だと感じるなら、通信講座を受講して、綺麗な文字を書く練習をすればいいだけです。

 

今回は狙った相手に対してセールスレターを出すという想定なので、「手書きする」という一択しかないのです。

字が上手ければ印象が良くなるのは確かですが、たとえ下手であっても読みやすいように大きな文字で書くなど、相手のことを配慮して書いてあれば、その意図を汲み取ってくれるので心配はありません。

さの編集長は、過去に筆ペンで”果たし状”のような手紙を書いている先輩社員を見たことがあります。

もちろん下手くそな字でしたが、相手に思いが伝わるのか、その先輩社員は見事に年間MVPを受賞していました。

 

 

はがきでもOK?

もしお客様に手紙を出すなら、レターサイズの用紙に書いて、封筒に入れて送るというのがマナーになります。

ただ、絶対にそうするのが礼儀という訳ではないので、もちろんハガキを使っても問題はありません。

ただ、ハガキを送る場合には、書いた内容が他人や家族に見られる可能性があるので注意が必要です。

せっかく感謝の気持ちを伝える役割の手紙が、トラブルの原因になってしまっては本末転倒ですよね。

なので、極力相手に合わせて郵送方法を決定するようにしましょう。

そのセールスレターをきっかけにして、大きな問題に発展する可能性がゼロではないのです。

商談に関わる内容が含まれていたり、営業の際に質問されたことの回答が盛り込まれているときに

は、封筒に入れるのが原則です。

このように使い分けることが基本なので、セールスマンとしての常識を身につけましょう。

 

 

筆ペンを使おう!

手紙やはがきなど、お客様への出し方はあるとしても、使うべき文房具は決まっています。

それは筆ペンです。

手紙を書くときの文房具といえば、ボールペンや万年筆、筆ペンなど多種多様ですが、その中でも筆ペンをお勧めします。

ただ、「筆ペンは苦手…」という場合には、万年筆でも構いません。

万年筆は慣れると、とても印象的で綺麗な文字が書けますよね。

おすすめなのは比較的手頃なパーカーかセーラー万年筆の製品ですが、さの編集長が普段使っているのは「プラチナ万年筆のプレジデント」です。

やっぱり高級万年筆は書きやすいのでオススメですよ。

 

 

なぜ筆ペンがお勧めなのかと言うと、それにはいくつかの理由があります。

まず一つ目が、文字に味が出るということです。

筆ペンを使うと文字が下手な人でもそれなりの味が出て、雰囲気が良くなります。

そして二つ目が、特別感を演出できることです。

筆ペンというのは日常的に使うものではないので、ある程度の特別感を演出できます。

「あなただけに書いた特別な手紙ですよ!」という雰囲気を演出することができるのです。

あまり筆ペンを使い慣れていない人でも、少し練習すればそれなりに綺麗な文字が書けると思うので、まずは筆ペンを買って練習してみてください。

あくまでも個人的な感想ですが、筆ペンには紙との相性があります。

また太さも色々なので、自分の筆圧との相性もあります。

なので、3~5種類ぐらいの筆ペンを買ってみて、色々と試してみるのがいいでしょう。

変にケチらず、これも投資と割り切りましょう。